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【詩】オカピの舌は青い

オカピを知っていますか。

 

すがたかたちは馬のようで

うしろ姿はしまうまのようで

行き交う人はこういうのです。

 

「この動物はしまうまのなかまねきっと」

 

オカピの舌は青い

耳までとどくながいながい舌です。

ひづめは二つにわれていて

あたまにはちいさなちいさな角が

ちょこん、とついているの。

 

きょうは

わたしが気になってやまない

オカピのこんなお話。

 

ずーっとずーっと昔

私たちの生まれるずっと前から

オカピは深い深い森の中に住んでいました。

ひっそりゆったりゆっくりながれる時の中で

暮らしていました

 

ある朝

一頭のオカピがこう言いました。

 

「こんなにのんびりとなんて生きていけない。

僕は、これから旅にでる。」

 

そして、彼とその仲間たちは

草原にむけて旅にでたのです。

 

草原にでたオカピ

敵にまけないようにと

おおきく成長していきました。

少しでもおおくご飯をたべれるようにと

首がだんだんと伸びてきました。

 

たくさんの動物たちのいるその場所で

オシャレもするようになりました。

 

そうして、みんなが憧れる

サバンナのアイドルとなったのです。

 

森のなかのオカピはというと

あいもかわらず

ひっそりのんびりとくらしていました。

 

ゆっくり流れる時間の中で。

いまでは一躍有名となった

自分の子孫たちの

仲間であるとも気づかれないまま。

 

そして、加速度的に早まる時間の中で

急激的にふえていく子孫たちとはうらはらに

オカピの数はだんだんと少なくなっていくのでした。

 

憂いをおびたながいまつ毛を伏せて

ミステリアスな表情をうかべながら

オカピはいったい何をかんがえるのでしょう

 

 

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終わり。